2016年10月13日 (木)

栗おこわと献立2016

 

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先々週の週末、ごく身内だけで義母の三回忌を行いました。

ずっと天気が悪かったのに、その日だけは雲もなくスッキリした秋晴れ。
花がいっぱいの霊園はとっても気持ちよかった。

こんな気持ちのいい日にみんなが集まれたことを、義母が喜んでいるような気がしました。

 

その際、オットの弟のお嫁さんから、今年もたくさん立派な栗をいただきました。
実はその前々日にも、お隣さんから栗をいただいていたので、あわてて栗おこわを炊くことに。

そして翌日義父のところにも届けてきました。
のどでも詰まらせるといけないので(笑、酢の物とか煮浸しも作ってきたりして。

 

 

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「晩酌ごはん本」にも掲載した栗おこわ。
甘い栗と塩味のおこわがなんともうまい!冷めても旨くて、ついつい手が伸びます。

*本では一晩水に浸してから栗に切り込みを入れていますが、時間がなければ短い時間でも、ぬるま湯でも。

*うちの圧力鍋だと、低圧で7分加熱し、急冷して栗を水に放すと、ほぼ火が入ったくらいのゆで栗になります。
ゆで栗は崩れやすいと思っていましたが、水に放すと意外にしっかりして崩れません。
(ゆで過ぎると崩れやすくなります)

*水は栗の熱をとってどんどん温かくなりますが、そのままの方が鬼皮も柔らかく剥けます。渋皮にいたっては、手でむけるようなものも。

(私が使っている圧力鍋は、当時4000円くらいで買った3.2か3.5Lの二人暮らしにはぴったりの安い鍋ですが、けっこう長く使えているし、圧力鍋はあると便利です。)

(一昨日は普通の鍋で35分くらい茹でてみましたが、ゆで時間が長く水が入りやすいので、切り込みは短くするか、入れなくてもいいようです。)

*栗には崩れと乾燥防止で薄いシロップを塗って保存していますが、きび砂糖でなく、グラニュー糖や砂糖でも。色がきれいです。甘さが不要でしたらそのままの栗でどうぞ。

*本では炊飯器で炊くおこわです。うるちを少し混ぜたので、酒と水で500mlが私の目安ですが、新米や好みによっては、気持ち控えてもいいかもしれません。

*塩は天然塩を使っているので、精製塩であれば少し控えて入れてください。

*米肌が見えた頃、または炊き上がる前に栗を入れて一緒に蒸らせば風味も移り、栗も米もふっくら。

*蒸らし終えたら、いつまでも炊飯器で保温するとベタつくので、飯台か容器に移して蒸気を逃がしてあげるとツヤツヤで適度にパラリです。

細かいことが書けなかったので、ちょっと補足でした(^-^;

 

 

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  <10月3日の晩ごはん>

  • 豆苗と揚げの煮浸し
  • キュウリとわかめとみょうがの酢の物
  • ブリの腹身の塩焼き 焼きししとうと大根おろし すだち
  • しめじとネギと紅葉人参のお吸い物
  • 栗おこわ

 

野菜、いまだに高いよねーーー(涙

豆苗とかキュウリとか、かろうじて買えた青物とブリ、そしてつまみになりそうな栗おこわ。

前日の義母の法要では、昼からワイン飲んでいたので、翌日は一夏ぶりに飲まない宣言しての栗おこわだったのですが、私が飲まないなんて何かあったかと、オットが心配しちゃって(笑

結局、食べ終わってからビール飲んで、寝しなにワインまで飲んだという晩ごはん。

 

栗おこわ、美味しかったー。

 

 

 

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2016年10月 7日 (金)

自家製オイルサーディンで その1

 

先月のさんま祭りの日に、さんまとともに買った小イワシ30尾。

帰ってすぐ手開きしてオイルサーディンにしました。

 

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「晩酌ごはん本」にも載せた簡単な自家製オイルサーディンです。
ローズマリーがなくても、ローリエだけはある方がいいかな。

小さいイワシは3枚におろすより手開きの方が小骨も一緒にとれていいですね。
ちょっと手間でも、これで200円だったら頑張っちゃうでしょう〜。

この日はちょっとオイルが足りなくて少なめでした。
イワシも無理やり全部フライパンに入れて、皮が少し剥がれたりしましたが、まあ問題ないです(^^;

保存するときにはしっかりオイルに浸るようにすれば、一週間ぐらい保存可能。
残ったオイルは、まるでアンチョビが入っているかのようにパスタなどに使えます。

 
 

「晩酌ごはん本」に掲載の日は前菜として、アボカドとトマトにレモンの皮などを合わせていましたが、国産レモンがなければ、お好みで水にさらした玉ねぎのみじん切りを加えても美味しいです(裏情報)。

 

 
 

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この日はズッキーニとプチトマトをサーディンのオイルで炒めて塩こしょう。
作り置いていたサーディンと白ワイン少し加えて、温めました。

パエリアパンで作って、そのままテーブルにのせてメインに。
シンプルなのになんて旨いんだろ。

これでもサーディンの1/3ぐらいしか使ってないよ(^^

 
 

 

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それ以外はお中元のハムを切っただけとか(笑、作り置いていた紫キャベツのマリネ。
これはハムによく合うからちょうどよかった。

それにセロリと粒マスタードのポテトサラダ。 
レンチンしたジャガイモをつぶして、てんさい糖と塩こしょうしてマッシュ。
セロリを加え、粒マスタードとマヨネーズ、牛乳で作ってます。

 
 
 
 

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もう一品、蒸しなすの柚子胡椒ポン酢マリネは先日アップしたものでした。

 

 

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というわけで、だいぶ前のごはんですが、サーディン2日目の記事に続きます。

 

 


 

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2016年9月28日 (水)

塩鯖のワイン蒸しアボカドソース

 

久しぶりにちょっと暑くなる?

そんな時にもぴったりな冷菜です。

 

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  <だいぶ前のある日の晩ごはん>

  • 塩鯖のワイン蒸しアボカドとクリームチーズのソース トマト
  • ズッキーニとパプリカとベーコンのソテー
  • キャロットラペ
  • パン(オットだけ)

 

 

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えっと…、この際、盛り付けがどうとかこうとかは見逃していただくとして…ヾ(;´Д`A
おしゃれブロガーさんのところでお見かけするようなプレートがうちにもありました。

だいぶ前に送料対策でセール品を買っていたのを忘れていたという…(汗
買ってから1年ぶりくらい? 
やっと日の目を見ることができました。よかったー。

 

プレートにのせたのは、塩鯖のワイン蒸し。
クリームチーズ入りのレモン風味のアボカドソースでマリネされた鯖の冷菜です。

 

 

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以前もアップしているんですが、市販品を塩鯖で真似て作ったもの。
先月発売の「晩酌ごはん本」にも掲載されています(p.96)。

実は本作りも佳境を迎えた頃、試行錯誤してレシピを見直してしまったという…(汗。

初めて作ったときは蒸したのですが、フライパンで簡単に蒸し煮にしました。

道具を選ばず、少ないワインの量でいい感じに塩鯖のクセが抜けてくれます。
そしてアボカドソースでマリネして冷やすと、さらに美味しくなります。

前日に作り置いて冷やしても大丈夫。
ちょっとしたコツとたっぷりのレモン汁のおかげで、ラップして密閉すれば変色も防げます。

本では鯖の旬である秋に掲載されていますが、塩鯖とアボカドなので一年中楽しめます。
たっぷりの黒こしょうと、プチトマトやトマトを添えてどうぞ〜。

 

 

 

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2016年8月29日 (月)

晩酌ごはん本発売になりました。

 

このところ緊張していたのか眠りが浅く、私の肝っ玉が意外に小さかったことを再確認(笑

あちこちで本が届いたよーとご連絡いただき、とても嬉しくなりました。
さらに、ブログやFacebookで宣伝までしてくださった皆様も!
昨夜拝見しまして、感謝感激!!! つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
本当にありがとうございます。
今朝は一週間の始まりというのに、目が腫れぼったいです。

先日発売になりました「Tomyの晩酌ごはん」本。
お買い上げくださった皆様、どうもありがとうざいます。

 

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これは本にも載っている夏野菜の揚げ浸し。

茄子だけで作るとか、私も簡単に麺つゆ使うときもあります。
でも夏のうちに何度か、きれい色の夏野菜を集めて、じーっくり冷やして作るこちら。
涼しげな器に盛って、冷酒といただくのを楽しみに作ります。

自分で作ってもぐっとくるよ(笑  

 

 

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こちらは大葉ペーストのタコのカルパッチョと、ペーストでアレンジしたオクラ。

大葉ペーストは保存しやすく、和食に合わせやすいシンプルバージョンを本に掲載。
そのまま白身魚や魚介に添えてもいいし、パスタソースにもできます。

 

 

 

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本の中は、私がおもてなしにしたいものから、簡単野菜の小鉢まで、
日々のごはんからのピックアップ。

今ならこの昆布蒸し鶏と、ピリ辛棒棒鶏風がおすすめかな。
ほぐして冷凍もしています。胸肉安いし、昆布の旨みが効いてるのがいいの。

皮を食べなくても、皮付きで蒸し煮にしたほうが旨いです。
手で裂いて昆布の旨みを吸わせ、少しの蒸し汁と一緒に3つ4つに分けて冷凍します。

適度な塩気と昆布の旨みがあるので、簡単にきゅうりや野菜(水菜とかカイワレなど)と一緒に、ポン酢やマヨネーズと合わせたり、胡麻和えにしています。

 

 

 

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あとは同じ日の献立の、カリカリお揚げと和えた、みそ味のきゅうりもみも!

お醤油ばかりの献立になりがちなところに一品どうでしょう。

 

  

 
 

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本の巻末のモノクロページにも、うちの定番おかずを掲載。

赤くてカリカリ衣の鶏の唐揚げ。
圧力鍋使用で骨まで食べる鰯のトマトソース煮
中華の日の副菜にしたい海老とブロッコリーと卵の炒め物
焼きちくわでもアレンジできる鶏肉を入れた大好きな卯の花煮。

 

日記もあるので、ぎゅうぎゅうに詰まっています。
料理を作らなくても、読み物として楽しんでいただけたらいいなーと思っています。 

料理については素人で、薄かったり濃かったりするかもしれません。
最後に味見して、お口に合いますよう、ご調整いただけると助かります。

これからはブログでも、ときどき本の料理にも触れて、アップしていきますね。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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 8月26日発売
 

 

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*東北の皆様、台風にお気をつけてくださいませー。

 


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2016年8月19日 (金)

「Tomyの晩酌ごはん」 出版のお知らせ

 

まだ蒸し暑い日が続きそうですね。
残暑お見舞い申し上げます。

 

えーっと、今日はお知らせです。
このブログを、一冊の本にしていただきました。

8月26日(金)、文化出版局より、「Tomyの晩酌ごはん」が発売になります。 

 

Bansyakugohan   

 

あー、ついに言ってしまった。
口から心臓が飛び出そう…。

 

気がつけば10年が過ぎたこのブログ。
二人だけのごはん作りも、体と相談しながら楽しめるようにしたかった。
淡々と過ぎてしまう日々の中で、季節を感じたり、お酒と料理でほっとする時間を大切にしたかった。

そんな楽しんだり、もがいたりした、ドキュメンタリーのような日々の記録から、お酒と楽しんだ晩酌ごはんの献立を中心に、書籍にレシピを掲載しています。季節野菜の小鉢ものなども。

料理を習ったこともない私ですが、当時作った料理のレシピを見直し、限られたスペースの中でお伝えできるよう、苦手なレシピ作りにも一生懸命取り組みましたがどうでしょう。はー。

そして当時書いた日記も、「今」という時間のフィルターを通してまとめ直しました。

それは過去の自分と向き合う作業でもあり、今見ると、恥ずかしいなーと思うこともたくさんあるのですが、これは私が生きてきたリアルな記録なので、ちょっとだけ、なま温かい目で見ていただけると助かります。
(恥ずかしついでに、古い極狭キッチンの初公開までしちゃったよ…:汗)

ペラペラとめくって、四季の旬の食材を感じたり、献立のお助けアイテムになれば嬉しい。
美味しくお酒を楽しむために、何かきっかけになったり、アレンジしていただければいいな。

お手にとっていただけると幸いです。


予約も始まりました。

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今回の出版にあたり、多くの方にお世話になりました。
お声をかけてくださった文化出版局の皆さま。
膨大な数の献立から、重複ないよう掲載メニューを選び、レシピや原稿を指導修正してくださった編集の中村さま。
ギリギリまで、至らぬ私の作業もフォローしてまとめていただき、私の話に耳を傾けてくださった編集の田中さま。
私の多くのミスも助けていただきました校閲の山脇さま。
限られた写真や難しい条件の中、knomaのデザイナーの皆さまにも、大変なご苦労をおかけしました。
monやziziまで描いていただきましたイラストレーターの霜田さま。
晩ごはんの写真から印刷まで、印刷所の皆さまにもご面倒をおかけしました。

皆さんの想いがたくさん込められています。

心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。


そして、ブログを応援したり、見に来てくださった皆さま。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。 

 

 

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